Mar 18, 2010

医食農同源

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以前このブログでもお知らせした九州阿蘇のTAO塾の波多野毅さんの講演会が先週末、大阪であり、私も交流会のお食事の準備のお手伝いをさせていただきました。前からお会いしたいと思っていた方ですが、実際にお会いするととてもきさくな素敵な方でますますファンになりました。
波多野氏のお話はとても興味深く聞き入ってしまったのですが、その中でも特に私の心に響いた言葉をご紹介させていただきます。

ー医食農同源
医食同源とは聞いた事あると思いますが、”農”もとても大切です。農がちゃんとしていないと食も医も話にならないという事も多々あります。実は農業をされている方が人々の命を自然をささえて下さっているのだと私は思います。*波多野氏は同名の本も出版されていて私は今、読ませていただいている途中なのですが、”医は食に、食は農に、農は自然に学べ” この言葉とても納得です。特に私は食から入り、食を学ぶには農を知らなければわからない事ばかりと痛感して自然農塾に通い始め、そしたら学校や本では学べなかった事を畑や田んぼで教えてもらっています。

ー”難有り”即ち”有り難し” 桜沢如一先生の言葉だそうですが、この言葉とても深いですね。私も忘れないでいようと思いました。困難な事は実は私達が何かを気づくための宇宙からの贈り物かも知れない。。。

ー西洋医学vs東洋医学 どちらかを選ぶのでなく、両方の特性を知る事が大切。
西洋医学:科学的、分析的、局部的
東洋医学:哲学的、全機的、総合的

ー過去は変えられる。未来は決まっている?!
私は今迄、”他人と過去は変えられない、未来と自分は変えられる”とよく自分に言い聞かせていたのですが、実はそうではなかったのですね。どういう事かというと、私達自身が、今、この瞬間瞬間を生き生きとした時間にして満たされ幸せを感じる事が出来れば、今迄生きて来た過去はすべて正く、必然だと思う訳です。なぜなら、その過去がなければ今の幸せもない訳ですから。。逆に今、幸せを感じる事が出来ないから、未来を変えよう、自分を変えようと思う訳です。今、幸せで満たされていたら未来はもう決まっている訳ですからそれをどうしようああしようと今考える必要はない訳ですね。ほ〜んと納得です。私が始めてアメリカに留学した時にアメリカ人の先生に教えていただいた言葉に”Carpe diem" ラテン語で「その日を摘め」と言う直訳で、英語に直すと、"Seize the day." (日本語では”今を生きる”) その時20歳だった私は”今を生きる?!”意味わからな〜イ!で終っていたのですが、何年か後に社会人になったある時ふとその言葉を思い出して、とてもすごい意味に気がつきました。”今日1日を大切に生きる”これがとても大切なのですね。

ー中庸でいる為には”ゆらぎ””あそび”が大切! 車のハンドルにある”遊び”スムーズに運転できる為に実はとても大切な役割をしているように、私達も中庸を目標にしつつも”あそび”や”ゆらぎ”を程よく持つ事によって、体や精神の操縦がうまく出来るのですね。。納得です。

ー足るを知る。感謝して。有り難う。本にサインしてくださった幸せに生きるためのキーワード!

(写真下)畑から野菜を引っこ抜き、水を組む所から始めて完成したお料理たち。贅沢至福のひとときでした〜。またぜひ波多野氏にも関西に来ていただきこんな幸せ企画したいです。

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